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【第1話】60代後半 男性 東京都在住I氏の巻②

※こちらの編集秘話はシリーズ第1回-②となります。
①がまだの方はこちらへ→【第1話】60代後半 男性 東京都在住I氏の巻①

編集担当の憂鬱…

息子さんの言う通り、I氏は基本的に口数が少なく、そして限りなく「シャイ」なお方です。
当然、インタビューはこちら主導になるので、話を進めやすいメリットがある半面、本音を暴露してもらえないというデメリットもあります。

人生を半分以上も生きていれば、どんな人にも山あり谷あり、必ずや大きな事件やそんな紆余曲折があってこそ、読んでいて面白い記事に仕上がるというもの…。

どんなエピソードも「運が良かった」「本当にツイてた」に一言で片づけてしまうI氏に、インタビューは難航します。

—いやぁ、これはまいった…。

巧言令色すくなし仁、講義朴訥仁に近し

ふと、学生時代に暗唱を強いられた論語を思い出します。

「巧言令色すくなし仁」とは、人から好かれようと愛想を振りまく者には誠実な人間が少なく、人として最も大事な徳である仁の心が欠けているものだということ。
また、
「講義朴訥仁に近し」とは、意思が強く強固で素朴で口数が少ない人物が、道徳の理想である仁に最も近い者であるということ。

確かに、次々と良い出会いに恵まれたのだな、とは思うのですが、そうやって「運」を引き寄せるのもI氏の人柄なのでは??
そんな風に視点を変えて、I氏に向かい直してみると…。

なるほど。
すべての事象を前向きにとらえ、限りなくポジティブシンキング。
こうと決めたら諸突猛進、前進あるのみ、という姿勢が、今日のI氏の人徳に他ならないのです。

そうして、なんとかI氏の口から発せられる数少ない言葉を拾い集め、大事に抱えて持ち帰りました。

つづく…

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